伊坂幸太郎の世界
近年よく耳にする伊坂幸太郎という作家についてご紹介します。
デビューから現在まで
2000年、システムエンジニアとして働くかたわら応募した作品、『オーデュボンの祈り』が新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。
2003年に『重力ピエロ』が直木賞の候補となり、名前が広く知られるようになりました。
引き続いて2004年『チルドレン』『グラスホッパー』、2005年『死神の精度』、2006年『砂漠』と、立て続けに直木賞の候補作となる作品を発表します。
「全国書店員が選んだいちばん!売りたい本」をキャッチコピーとして創設された「本屋大賞」を第1回から第4回までずべてにノミネートされ、第5回目、『ゴールデンスランパー』で受賞しています。
この作品は第21回山本周五郎賞も受賞の栄誉に輝き、更には再び直木賞候補にも選ばれていますが、執筆に専念するためとしてこれを辞退しています。
作風
『重力ピエロ』をはじめ、在住する仙台を舞台とする作品が多く、そのリアリティとフィクションとのはざまを行き来する作風は、「春樹チルドレン」の代表格と言われるほどに、村上春樹の影響が指摘されています。
また、複数の異なる作品に同じ人物や事件が登場するなどの特徴も見られています。