純文学関連の賞
さまざまな純文学関連の賞や最新受賞作品、応募方法などをご紹介します。
まずは現代文学の新人賞の最高峰芥川賞についてご紹介します。
芥川龍之介賞とは
芥川龍之介賞、通称芥川賞は昭和10年、『文藝春秋』誌上にて発表された「芥川・直木賞宣言」に基づき設立された新人賞で、「無名あるいは新進作家による中・短編の純文学作品」を対象としています。
設立当初はあまり著名な賞ではありませんでしたが、昭和31年、石原慎太郎(現東京都知事)による「太陽の季節」の受賞と同作のベストセラーが大きな話題を呼んだことから、以降注目を浴びるようになりました。
最新受賞作品
第140回、平成20年度下半期の芥川賞は津村記久子の「ポトスライムの舟」が受賞しています。
この作品はいわゆる「アラサー世代」で「非正規雇用」の独身女性が世界一周クルージング旅行の代金に相当するお金を貯めてゆくまでを淡々と描いたものです。
「生活の優等生」であると選者の池澤夏樹が評した主人公は、小さな夢を育てることを糧に、ほんの少しの気持ちの変化を積み重ねてゆきます。
声高に現代を批評するわけでも、ドラマチックな展開があるわけでもないのですが、爽やかな読後感を持つ小説です。
応募方法
上半期は前年12月~5月、下半期は6月~11月にそれぞれ発表された作品より、文藝春秋社員からなる20名のスタッフが選考します。
他の出版社から発表された作品や同人雑誌に発表された作品も含まれますが、上記選考スタッフの目に留まるような場で発表されていることが条件といえば条件でしょうか。